管理人ミユキ(左)

トレチノインはニキビ、ニキビ跡、シミ、シワの改善に高い効果がある保険適用外の外用薬です。

こちらでは、トレチノイン外用薬の特徴や効果について紹介します。
使い方や塗り方でわからないことがあるといった方も参考にしてくださいね。

トレチノインはどういった塗り薬なの?

トレチノインは、ビタミンAの100倍以上の活性力があるビタミンA誘導体です。

ピーリング作用、新陳代謝促進効果があることからニキビや色素沈着(シミ)のニキビ跡、毛穴の開きやシワなどの治療薬として美容皮膚科で処方される外用薬です。

アメリカでは、ニキビやシワの治療薬としてトレチノインは治療薬として認可されていて一般的に使われています。
日本ではアダパレンというレチノイド様物質が認可されていますが、トレチノインは認可されていないため、美容皮膚科で処方されるトレチノインは保険が適用されていません。

最近では、個人輸入の通販サイトなで購入することができます。しかし、トレチノインは濃度や使い方によって肌への刺激が強く、副作用の症状がでることがあります。
トレチノインの使用を検討している方は、美容皮膚科などの医師の指導のもと使うようにしましょう。

トレチノインの特徴的な効果

トレチノインの特徴的な効果は、「ピーリング作用」「肌のターンオーバーの促進」「皮脂分泌をおさえる」「コラーゲンを増やす」「抗酸化作用」の5つです。

ピーリング作用
古い角質をはがすため、ニキビ、ニキビ跡、シミ、そばかすに効果があります。

肌のターンオーバー促進
表皮の細胞を活発に分裂・増殖させ、シミの原因(メラニン色素)を浮き上がらせ、排出を促します。
肌のターンオーバーを促進することで、美白効果が得られます。
皮脂分泌をおさえる
皮脂の分泌が抑えられるので、ニキビや毛穴の開きを改善します。
コラーゲンを増やす(抗シワ作用)
コラーゲンやヒアルロン酸を増やす働きがあるため、肌にハリを与えてシワやたるみを改善する。
抗酸化作用
老化やニキビ、たるみの原因となる活性酸素をおさえる働きがあります。

このように、ピーリング作用、皮脂の過剰分泌を抑える、コラーゲンを増やすという効果があり、ニキビや色素沈着、シミのニキビ跡、たるみやシワの改善に効果が期待できます。

トレチノイン治療の対象

シワ、ニキビ、ニキビ跡、シミ、そばかす、毛穴の開きなどの治療として使用されます。

ニキビやニキビ跡による赤みや黒、茶色などの色素沈着(シミ)には高い効果が認められていています。しかし、肌が凸凹になるクレーターのニキビ跡には効果がありません。
これは、トレチノインは耐性ができるため、クレーターが修復するまでの長期間使用できないなどの理由が考えられています。

また、トレチノインの激しい皮剥け・炎症による炎症性色素沈着を防ぐために、皮膚科ではハイドロキノンと併用して使われることが一般的です。

美容皮膚科で処方される濃度は?

トレチノインの濃度には、0.01%、0.025%、0.05%、0.1%、0.4%とあり、濃度が高いほど効果がでやすくなるといったメリットがあります。
一方で濃度が高くなると副作用もでやすくなるといったデメリットもでてきます。

一般にいわれている濃度と効果、副作用の関係を紹介しておきますね。

0.1%でも高い効果が期待でき、肌に赤みやヒリヒリ感、乾燥といった副作用がでることがあります。
0.05%は、シミ、そばかす治療をするのに程よい濃度になりますが、体質や塗る場所によっては作用が強くでることがあります。

トレチノインを初めての使う方や敏感肌の方は、0.025%がおすすめの濃度です。

トレチノインの使い方・塗り方

トレチノインの基本的な使い方を紹介していきますね。

朝晩の洗顔後、お手持ちの化粧水などで肌を整える

普段のスキンケアをおこなったあとにトレチノインを塗っていきます。

グリンピース1個分ぐらいの大きさの量を綿棒にとり、気になる箇所にはみださなように塗る

トレチノインは肌への刺激が強いため、予防のためと広範囲塗ってしまうと顔全体に赤みや皮むけといった副作用がでてしまいます。
そのため、ニキビやシミ、色素沈着のニキビ跡などの症状が気になる場所だけつけてください。

トレチノインが乾くまで1~2分待つ

外出時は紫外線から肌を守る

薬の使用中は、角質がはがれ肌のバリア機能が低下してしまうため、肌が紫外線に弱い状態になります。
トレチノインを使用した部分はSPF30以上の日焼け止めを使用するなど、紫外線から肌を守ってください。

使用期間は?トレチノイン-ハイドロキノン療法が一般的な使い方

日本での一般的な治療方法は、トレチノインを朝晩2回(様子を見て晩に1回)、その後ハイドロキノンの重ね塗りを、2~6週間おこないます。
この期間をターンオーバー期間といい、肌の皮がむける反応期になります。

その後、ハイドロキノンのみを2~6週間使用していきます。
この期間をクールダウン期といい、肌を再生させる期間になります。

この2つの期間を合わせて1クールと呼び、通常は1~3ヶ月とされています。
1クールで改善しなかった場合は、トレチノインに対する耐性ができてしまうので、1か月休み、2クール目をスタートします。

個人差はありますが、約2~3週間ほどで効果が出始めるといわれています。

トレチノインの副作用は?

トレチノインの副作用には、赤み、皮膚がむける、乾燥、ヒリヒリ感、かゆみなどの症状があります。
赤くなったり、ぽろぽろと皮がむけるのは薬のピーリンク効果が効いている証拠です。 

赤みによってニキビが悪化しているように見えることがありますが、一時的なものでニキビが治って使用をやめることで落ち着きます。

皮むけがおきている皮膚は、角質がはがれて肌のバリア機能が低下してる状態なので、乾燥や、ヒリヒリ感も感じやすくなるのも特徴です。
角質のはがれが強すぎる、ひりひり感が強すぎる場合は、薬の濃度が強すぎるかもしれないので、医師に相談してくださいね。

トレチノインでよくあるQ&A

こちらでは、トレチノインのことでよくある質問をまとめています。

市販されている個人輸入トレチノインの薬どうなんですか?
トレチノインは、個人輸入の通販サイトで美容皮膚科で処方してもらうより安い価格で購入できます。
しかし、高い効果が期待できる薬のため、肌への刺激が強く、副作用がでることがあります。

そのため、濃度や使う期間を医師の指示の下で使用するのが安心です。

トレチノインは妊娠中は使用していいの?
トレチノインは胎児に影響がでる可能性があるため、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある場合は使用ができません。

まとめ

今回の記事でトレチノインにはピーリング作用、肌のターンオーバーの促進、皮脂分泌をおさえる、皮膚のコラーゲンを増やすといった効果があり、ニキビ、赤みや色素沈着(シミ)といったニキビ跡、シワやたるみの改善に効果的であるということがおわかりいただけたと思います。

しかし、使用期間や濃度を調節して使用していかないと副作用がでるといったデメリットもあります。
そのため、個人輸入の通販サイトで購入するのではなく、医師の指導のもと使うことがオススメな塗り薬です。